#=========================================================#
# Make One Linuxを使ったオリジナル1CD/DVD Linuxの作成方法 #
#=========================================================#

* 注意事項
  - 下記の手順を実行する前にMake One Linuxに必要なプログラムを全てインストール
    しておいてください。
  - より詳細な情報はMake One Linuxのオンラインマニュアルをご参照ください。


* 手順

  1.重要なファイルを他のメディアへバックアップして、全て削除します。具体的には
    次のファイルをバックアップ・削除しておくことをお薦めします。
      * 不要なアカウント
      * バックアップファイル
      * ウェブブラウザ等のキャッシュ、履歴、クッキー
    上記のファイル以外にも、個人情報の流出に繋がりかねないファイルは極力削除し
    ておいてください。1CD/DVD Linuxは持ち運びが楽な分、盗まれやすい面もありま
    す。どうしても削除できないファイルがある場合はexclude-file.listに該当する
    ファイルを列挙しておいてください。exclude-file.listについては次項をご参照
    ください。

  2.設定ファイルの編集をします。rpmパッケージで標準的にインストールした場合、
    /etc/molディレクトリに保存されています。Make One Linuxの設定ファイルは全部
    で次の４種類があります。
      * exclude-file.list
      * exclude-package.list
      * include-module.list
      * molmake.conf
    各設定ファイルの意味、編集方法は次の通りです。
      * exclude-file.list
        作成する1CD/DVD Linuxには含めたくないファイル、ディレクトリを記述しま
        す。作成するISO9660イメージファイルがCD/DVDディスクメディアの容量に収
        まらなくなるおそれがある場合は、このファイルに不要なファイルを指定し
        てください。次のように各ファイルをフルパスで一行ごとに列挙してください。
          - /opt、/usr/local、/usr/srcを削除する場合
                /opt
                /usr/local
                /usr/src
      * exclude-package.list
        作成する1CD/DVD Linuxには含めたくないrpmパッケージを記述します。作成
        するISO9660イメージファイルがCD/DVDディスクメディアの容量に収まらなく
        なるおそれがある場合は、このファイルに不要なrpmパッケージを指定してく
        ださい。次のように各パッケージを一行ごとに列挙してください。
          - firefox、thunderbird、gimpパッケージを削除する場合
                firefox
                thunderbird
                gimp
      * include-module.list
        初期RAMディスク(initrd.img)に組み込んでおきたいカーネルモジュールを記
        述します。起動に必要なモジュールは自動的に組み込まれるのでここで指定す
        る必要はありません。次のように各モジュールを一行ごとに列挙してください。
          - i810fb.koとnls_euc-jp.koを組み込む場合
                i810fb
                nls_euc-jp
      * molmake.conf
        molmakeコマンドの設定ファイルです。1CD/DVD Linuxの作成方法を記述できま
        す。次の環境変数を変更することで設定を行います。
          - KERNEL_RELEASE
                Make One Linuxで使用するLinuxカーネルバージョン名です。標準で
                現在起動中のバージョンが使用されます。
          - DISTRIBUTION
                ベースにするディストリビューション名を指定します。次のように
                指定してください。
                    CentOSを使う場合 :
                        CentOS
                    Red Hat Enterprise Linuxを使う場合 :
                        RHEL
                    Scientific Linuxを使う場合 :
                        Scientific
                    Tao Linuxを使う場合 :
                        Tao
                    White Box Enterprise Linuxを使う場合 :
                        WBEL
          - BUILD_ROOT
                molmakeコマンド実行時に使用される作業ディレクトリを指定します。
                標準で/tmp/molbuildディレクトリを使用します。squashfsを使用す
                る場合は、このディレクトリにsquashfsイメージファイルが作成され
                ます。squashfsイメージファイルはかなり大きなサイズになるので、
                ハードディスクの空き容量に余裕のある場所を指定してください。
          - ISODIR
                molmakeコマンドによって作成されるISO9660イメージファイルの保存
                場所を指定します。ISO9660イメージファイルはかなり大きなサイズ
                になるので、ハードディスクの空き容量に余裕のある場所を指定して
                ください。
          - SBINDIR
                molmakeコマンドやmkinitrd-molコマンド等をインストールしたディ
                レクトリを指定します。rpmパッケージで標準的にインストールした
                場合、/usr/sbinが指定されます。
          - LIBEXECDIR
                linuxrcスクリプトやautosetup-molスクリプト等をインストールした
                ディレクトリを指定します。rpmパッケージで標準的にインストール
                した場合、/usr/libexecが指定されます。
          - SYSCONFDIR
                molmake.confやexclude-file.list等をインストールしたディレクト
                リを指定します。rpmパッケージで標準的にインストールした場合、
                /etcが指定されます。
          - DATADIR
                画像ファイルやパッチファイル等をインストールしたディレクトリを
                指定します。rpmパッケージで標準的にインストールした場合、
                /usr/shareが指定されます。
          - MKSQUASHFS
                mksquashfsコマンドをフルパスで指定します。インストール時に自動
                的に発見できなかった場合は、/usr/bin/mksquashfsが指定されます。
          - ISOLINUXBIN
                isolinux.binファイルをフルパスで指定します。インストール時に自
                動的に発見できなかった場合は
                /usr/share/mol/isolinux/isolinux.binが指定されます。
          - HWSETUP
                hwsetup-molコマンドをフルパスで指定します。インストール時に自
                動的に発見できなかった場合は/usr/libexec/hwsetup-molが指定さ
                れます。
          - DDCXINFO
                ddcxinfo-molコマンドをフルパスで指定します。インストール時に自
                動的に発見できなかった場合は/usr/libexec/ddcxinfo-molが指定さ
                れます。
          - BUSYBOX
                busybox-molコマンドをフルパスで指定します。インストール時に自
                動的に発見できなかった場合は/usr/libexec/busybox-molが指定され
                ます。
          - EX_FILE_LIST
                exclude-file.listをフルパスで指定します。rpmパッケージで標準
                的にインストールした場合、/etc/mol/exclude-file.listが指定さ
                れます。
          - EX_PKG_LIST
                exclude-package.listをフルパスで指定します。rpmパッケージで
                標準的にインストールした場合、/etc/mol/exclude-package.list
                が指定されます。
          - IN_MOD_LIST
                include-module.listをフルパスで指定します。rpmパッケージで標
                準的にインストールした場合、/etc/mol/include-module.listが指
                定されます。
          - INITRD_BS
                初期RAMディスク(initrd.img)を作成する際に一度に読み書きするブ
                ロックサイズを指定します。初期値は1kです。よく解らない場合は
                初期値のままにしておいてください。
          - INITRD_COUNT
                初期RAMディスク(initrd.img)を作成する際に読み込むブロックの個
                数を指定します。初期値は16384です。よく解らない場合は初期値の
                ままにしておいてください。
          - COPY_INITRD_TO_BOOTDIR
                Make One Linuxで使用する初期RAMディスクをベースディストリビュ
                ーションの/bootディレクトリにもコピーするかどうかを指定します。
                コピーする場合はyesを指定してください。コピーしない場合は何も
                指定しないでください。
                コピーした場合は/bootディレクトリにinitrd-mol-x.y.z.imgという
                名前で保存されます(x.y.zはMake One Linuxのバージョン名)。この
                ファイルをベースディストリビューションのブートローダで指定し
                て、そのブートオプションにboot=romを追加すると、現在起動中の
                システムをCD/DVDメディアに見立てて起動することができます。
          - ENABLE_SQUASHFS
                squashfsの圧縮技術を利用したディスクを作成するかどうかを指定
                します。利用する場合はyesを指定してください。利用しない場合は
                何も指定しないでください。
                squashfsを利用しないと1CD/DVD Linuxの起動時間が異常に長くなっ
                てしまうので、特に問題がなければ利用することを推奨します。
          - BOOTOPTION
                作成する1CD/DVD Linuxのデフォルトブートオプションを指定しま
                す。複数のオプションを記述する場合は、半角スペースで各オプ
                ションを区切り、全体をダブルクォーテーションで括ってください。

  3.molmakeコマンドを実行します。molmakeコマンドはmkinitrd-mol、mksquashfs-mol、
    mkisofs-molコマンドのフロントエンドとなっており、これでMake One Linux用の
    ISO9660イメージファイルを作成することができます。この処理にはかなりの時間
    がかかります。処理中に大きなファイルの読み書きを行うとISO9660イメージファ
    イルをうまく作成することができない場合があるので、molmakeコマンドの実行中
    はなるべくマウスやキーボードの操作を行わないでください。
    尚、この処理がエラー等で中断してしまった場合は、一度--cleanオプションを付
    けてmolmakeコマンドを実行して、エラーが発生するまでに作成されたファイルを
    削除しておいてください。

  4.molmakeコマンドの処理が完了するとmolmake.confで指定した場所にISO9660イメ
    ージファイルが作成されます。このイメージファイルをお好みのライティングソ
    フトウェアでCD/DVDに書き込めば、オリジナル1CD/DVD Linuxの完成です。

